SEARS(シアーズ)」60’S ヴィンテージガウン
過去アーカイブシリーズ。
今回はアメリカを象徴するストアブランド「SEARS(シアーズ)」のヴィンテージガウンを紹介します。
このアイテムは、1960年代のアメリカの「良き家庭の日常」をそのまま切り取ったような一着。そのディティールを詳細に読み解いていきましょう。

1. 年代:1960年代中期〜後半
タグのフォントと構成から、「1960年代」のオリジナルであることが伺えます。
ポイント:タグの変遷
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赤い「SEARS」ロゴ: 白地に赤のブロック体で「SEARS」と入るこのタグは、1960年代に多く見られるデザインです。70年代に入るとデザインがより簡素化されたり、ケアラベルが別で付くようになりますが、この「一枚のタグに全ての情報が凝縮されている」スタイルは、ミッドセンチュリーの空気感を色濃く残しています。
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「SEARS, ROEBUCK AND CO.」: 下部にフルネームが記載されていますね。これは、まだシアーズが巨大な通販カタログ王として君臨し、プライドを持って製品を送り出していた時代の証拠です。
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SANFORIZED(サンフォライズド): 「防縮加工」を指します。1930年代〜60年代のコットン製品によく見られる表記で、ヴィンテージ判別の重要なキーワードです。
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EASY CARE: 当時、アイロンの手間を省く「イージーケア」は最新の技術であり、誇らしげにタグに記載されていました。

2. 生地とプリント:黄金期の幾何学模様
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テキスタイル: 100%コットンの「ブロード」あるいは「ポプリン」生地でしょう。非常にきめ細かく、光沢感があります。
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プリント柄: 非常に繊細な「モザイクタイル調」あるいは「メダリオン柄」です。ブルー、ゴールド(ベージュ)、ブラウンを基調としたこの配色は、当時のミッドセンチュリーモダンなインテリアとも共通する、知的で落ち着いた大人の色気を感じさせます。
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ショールカラー: 襟元の曲線が美しく、パジャマの上から羽織るだけで品格が出るデザインです。
3. 市場価値と評価
ヴィンテージのガウン(ラウンジウェア)は、近年、再評価が進んでいます。

評価ポイント: 「SEARS」という信頼のブランドであること。そして何より、この**「柄の良さ」**です。ヴィンテージガウンは派手すぎるものも多いですが、この個体は非常にコーディネートに取り入れやすい上品な色使いです。
コンディション: 画像からも分かる通り、生地のハリがしっかり残っており、タグの印字も鮮明です。半世紀以上前の生活雑貨がこの状態で残っているのは、非常に希少と言えます。
この素晴らしいアイテムに出会えたことに感謝です。

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